お知らせ
眼科専門医について
2025年02月13日

眼科専門医になるためには医学部卒業後、医師国家試験に合格して大学病院の眼科に入局し、日本眼科学会および日本眼科医会の会員になり厚生労働省定める卒後臨床研修終了後、4年以上眼科臨床を経験する必要があります。
その後専門医認定試験を受験することになりますが、受験資格として認定された研修施設で5年以上の眼科臨床研修を修了した者で厚生労働省の定める2年の卒後臨床研修を修了後、認定された研修施設で4年以上の眼科臨床研修を修了した者が対象者になります。
この間4年以上日本眼科学会会員であり、かつ専門医受験時に日本眼科医会会員である必要があります。
受験に必要な研修内容は
1,一般初期救急医療に関する技能習得
2,眼科臨床に必要な基礎知識の習得
3,眼科診断、ことに検査に関する技能の習得
4,眼科治療に関する技能の習得 関与する眼科手術100例以上
5、症例検討会,眼病理検討会及び抄読会等の出席
6,眼科に関する論文を単独または筆頭著者として1編以上及び学会報告を演者として2報告以上を発表 の1から6までを満たしていることとされています。
専門医試験は年に1回行われ学会の合格基準に達した者を合格者として合格証明書を授与し専門医として認定されます。眼科の専門医は独立した専門医で他の内科、皮膚科などとの同時所得はできません。さらに専門医は更新制度であり
1,専門医認定日から5年以上眼科臨床経験を有することを大学主任教授もしくはそれに準じる者、または日本眼科医会会長が証明した者
2,専門医認定日から継続して日本眼科学会、および日本眼科医会会員である者
3,認定日から5年間で眼科学会が定める方法で100単位を所得した者
4、専門医認定日から5年間で日本眼科学会総会において学会出席による単位を所得したもの
1から4までを満たした者が専門医の更新が可能です。
最近では眼科新専門医制度が提案され,
1,専門医認定日から5年以上眼科臨床経験を有することを大学主任教授もしくはそれに準じる者、または日本眼科医会会長が証明した者
2,専門医認定日から継続して日本眼科学会、および日本眼科医会会員である者
3,認定日から5年間で眼科学会が定める方法で50単位を所得した者
(この50単位の所得方法が大きく変更されa, 診療実績の証明 5単位、b、共通講習3単位c、眼科領域講習 最低27単位 d、学術業績以外の活動実績0から10単位に変更されました。合計50単位以上)
4、専門医認定日から5年間で日本眼科学会総会において学会出席による単位を所得したもの
5、直近1年間の勤務実態の自己申告
以上眼科専門医は認定されることも維持することもかなり困難なもので専門医はそれだけで信頼に値する医師であるといえます。
西新宿さいとう眼科は院長、その他1名の医師で診療をおこなっていますが2名とも眼科専門医であり大学病院、総合病院で活躍してきた医師です。