お知らせ
テレワークとドライアイ
2021年08月31日
新型コロナウィルスの影響でテレワークを実施している企業も多く存在すると思われます。
テレワーク後に発症した眼の症状としては眼精疲労、眼の乾燥感、近方視力障害、異物感、遠方視力障害などが多いと報告されていますが、これらの症状はドライアイに関連していることも推測されます。
エアコンの効き方、風速、湿度などが眼の不快感を感じる重要な要因になっておりドライアイとの関係が指摘されています。(テレワーク環境として望ましいのは)
1、窓などの喚起設備を用意したり、窓にカーテンなどをつけパソコンのディスプレイに直接太陽光があたらないようにしましょう。
2、照明は机上には300ルクス以上の明るさが必要です。
3、室温は個々によりこのみはあるでしょうが17~28度、相対湿度は40~70%となるようにしましょう。
4、パソコン環境はディスプレイの照度は500ルクス以下で使用する方の好みにより輝度、コントラストを調整しましょう。キーボードとディスプレイは分離したパソコンを使用しマウスも含め操作しやすい位置で作業をしましょう。
5、椅子は安定していてゆらつかないものを使用しパソコンとの距離を作業しやすい位置に移動して作業をしましょう。肘掛がついているものや椅子の傾き、高さを調節して楽な姿勢で作業をしましょう。
6、机は必要なものを置けるゆとりのある広さのものを使用し体型に合った高さに調節できるものを使用し足が窮屈にならないようにしましょう。
7、部屋のひろさは10立方メター以上必要です。
またテレワークにかかせないパソコンの作業時間もドライアイと密接な関係があります。パソコンの作業時間が長いとドライアイが発症することも報告されています。この問題はただパソコンの作業時間が長くなることだけが問題ではなく作業自体が眼のバリア機能にかかせないムチンの減少にも関連していることがわかってきました。さらに一見関連性がないように思われますが人とのかかわりあいもドライアイと関係していることもわかってきました。心身をささえてくれる人が少なくなることや周辺の人との人間関係がすくなくなり社会的に信頼されているといった気分の低下などの心理的要因もドライアイを発症させることに関係していることもわかってきました。
現在新たな変異したウィルスの急速な増加により感染者数は増加しつずけているためテレワークはどうしても必要な作業形態ですが新型コロナウィルスの感染が収束するまでがんばっていきましょう。