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お知らせ

加齢黄斑変性症の進行予防対策

2021年04月13日


最近テレビなどでも放送され皆様のあいだでも名前を聞いている方はおおいかと存じます。
加齢黄斑変性症は失明の原因の第4位(1位は緑内障、2位は網膜色素変性症、3位は糖尿病網膜症)と上位に位置しています。最近では硝子体注射(抗VEGF療法)などの新しい治療法ができいくらか予後が改善したとはいえいぜんとして確かな治療法はありません(病態、重症度にもよります)。健診によりかなり早期から発見される場合もあり積極的に眼科健診をうけましょう。加齢黄斑変性症になる前に眼底三次元画像解析をおこなうと網膜色素上皮に色素沈着、脱色素などの所見や網膜色素上皮下の脂質沈着など(ドルーゼン)の症状がでたり脂質沈着が原因で網膜を構成している細胞層が剥がれる(網膜色素上皮剥離)所見が観察される場合があります。全ての症例でこれらの状態から加齢黄斑変性症になるわけではありませんがこのような所見がある方は日常生活に注意する必要があります。強い光が眼にあたらないように外出時はサングラスなどを装着することが有効でしょう。また暗いとこでは瞳が大きくなるのでテレビ、パソコンなどのモニターからでる有害な光(ブルーライトなど)が網膜に到達しやすくなります。部屋を明るくしてテレビ、パソコンなどをみてください。
また現在ではタバコを吸う方はあまりいなくなっているでしょうがタバコも有害な因子です。サプリメントを食べることも有効とされています。(ルテイン、ビタミンc、E、亜鉛などが含有されたもの)