お知らせ
2021年スギ花粉飛散量について
2020年12月10日
NPO法人花粉情報協会事務局長 佐橋紀男先生によりますと
春のスギ花粉飛散量は、前年夏の気象条件と前年春の花粉飛散量から予測されるそうです。6月の「猛暑」、7月の「日照不足」と2019年と2020年の気象条件はかなり似通っていましたが、スギの雄花ができる6月上旬の日照時間が2020年の方が長く、2019年度に大量飛散した地域が少なかったことから、2021年の花粉飛散量は前年に比べ増加することが予測されるそうです。過去10年間の平均と比較すると、花粉飛散量は東日本で「やや少ない」、西日本で「少ない」と推測される
ものの、多くの地域で大量飛散の目安である2,000個/cm2以上の飛散量が見込まれているそうです。
2021年の飛散開始時期については、雄花が休眠に入る11月の気温が平年並み、12月から1月前半の気温が低い予報となっており、この時期の気温が低いと休眠から覚めるのが早いため、平年よりやや早めとなる見込みだそうです。
2021年は、過去10年間の平均と比較すると花粉飛散量は少ないように見えますが、花粉症の症状を引き起こす
には十分な量の花粉が飛散することが予測されるため、油断せず平年どおりの注意と対策が必要だそうです。
まとめ
2021年スギ花粉飛散量は
大量飛散の目安になる花粉飛散量2,000個/cm2以上の地域は全国50地点中28地点
特に東海から東北にかけては全ての地点で花粉飛散量2,000個/cm2以上。飛散開始日はやや早め